我が家は冷帯にあるため、真夏でも夜間は冷え込むことがある。
そのため文鳥達のケージには通年で何らかの加温器具が稼働している。
冬季の室内は常に暖房されているので、加温に必要な幅が少ない。
よって鳥のためだけに強力な保温器具を検討する必要はなかった。
が、温暖地の場合、逆に冬場の室温は低く抑えられる傾向があるため、鳥の過ごす環境温度には更に注意する必要があるだろう。
ケージ内だけでなく、放鳥する部屋の気温も、極端な差が出来ないよう気を付けてほしい。
いわゆる「ヒヨコ電球」と呼ばれる加温器具。
我が家の場合、冬場も室温は高いため20wで事足りている。
他にマルカンからも同様の製品が販売されている。
どちらでも能力に差はなさそうなので好きなのを選べばいいと思う。
一番古いものは5年ぐらい前に購入しているが、まだ1つも壊れていない。
ヒーター本体は壊れないものの、電球は消耗品である。
今のところ20wタイプを各ケージに設置しているが、もっとワット数の大きいものにして、ケージを置いているラックごと温めたほうが効率は良いのだろうと思う。
鳥関係の講習会などでは、ケージの外に設置するように指導を受けたが、我が家ではずっとケージ内に設置したままである。
インコ・オウムの類では網面をつかんで移動することが多く、通りすがりに高温のヒヨコ電球を掴んでしまうこともあるのではないかと思うが、フィンチの場合基本的に掴まり移動はあまりしない。
全くしないわけではないが、体の構造上掴まり移動よりもジャンプや飛翔での移動のほうが向いているのだ。
また、20wの発する熱程度では火傷には至らないことのほうが多いだろう。
私は掃除の時に通電中のものを素手で扱うが、それで火傷をしたことは一度もない。
ずっと動かずに接触していれば低温火傷にはなるかもしれないが、そこまでじっとしているフィンチがいるとすれば、既に相当体調が悪いはずなので、他の手段を検討すべきだろう。
ケージ1つに20w1個取り付ける方法をチョイスする理由は他にもあって、どれか1個の電球が切れても隣接するケージのものが稼働していれば極端な温度低下は免れること、個別の導入コストが安いこと(ただし電気代は無視)大抵のペットショップで取り扱いがあること、などが挙げられる。
特に、店頭での取り扱いの有無は私的には重要項目と考える。
電球切れが発覚しても、買いに走れば対処できるのだ。
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観賞魚のベタの保温に使っていたシートヒーターを、小型・中型のケージ側面~上面に固定して使っている。
4号は長さがあり、側面~上面の2面から加温することで、空間を温める使い方が出来る。
上からカバーなどをかけると温まりすぎることもあるが、扉側の1面は開放しているのである程度温度勾配も出来る。
こちらも消費電力は20w。
シートそのものが発熱するものなので、電球交換の必要はない。
ケージ外側に添わせるように設置するため、取り付けスペースの心配がないのも魅力。
折り目をつけないように、若干角が浮いた状態で使っているが、特に支障はない。
ケージという空間を温めるためには、熱を逃さないように囲ってしまうことも重要。
病老鳥の看護の場合は温度変動を極力減らすために完全に覆ってしまうこともあるが、健康な鳥の場合は扉側の1面は開放したままにしている。
「おやすみカバー」「防寒カバー」という製品が販売されているが、手元に良いサイズの布やビニールシート等があれば代用できる。
一部飼育書では梱包用のエアパッキン(100円ショップなどで入手可能)を勧めているものもある。
ケージのある部屋の室温やヒーターの熱量と合わせて検討してほしい。
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