ポッポチーヨ!

文鳥を飼っているのか、文鳥に飼われているのか。文鳥についての備忘録替わりの日記です。不定期更新。

新入り桜ペア(荒鳥)の話。

前回ホヨヨモドキの使用例に出演してもらった桜ペア。

今回はこの子達の話をさせてください。

 

 

 

 

 

まず、我が家は基本的にシルバーをメインにしておりまして
というか最初に迎えた文鳥がシルバーだったので、どうせならずっとシルバーで続けたいという意向を持っております。

ただ、シルバー同士をかけたからと言って、必ずシルバーだけが生まれるわけではなくて、初代のシルバーペアからノーマルor桜?ばかり3羽産まれた時は本当に驚いたんですが、どうも遺伝的にはそういうものらしいです。

この辺の話はまだ諸説あるみたいな段階のようなので素人は首を突っ込まないでおこうと思います(^^;

 

我が家はシルバーメインで~とは言いつつも、わたしの好みとしては、実は桜文鳥が一番好きだったりするので、絶対シルバー以外は入れない!というわけでもないのです。

実際桜もシナモンもクリームも入れてますし…まあ、シルバーに比べると数は全然少ないんですけどね。

 

で。

お題の桜ペアは、ふぶきをお迎えするより以前に入荷していて、何度か顔は合わせておりました。

ふぶきをお迎えした時に、その頃既に「結構(入荷してから)長いですよね~」な状況だったこの子達の話も伺いまして、いわく

  • 成鳥のペアとして他店から回ってきた(チェーン店なので)
  • 仲の良いペアなので別々には売らない
  • 繁殖向けにいかがですか?な感じ
  • 売れないかも…というかあまり期待はしてない?

といったところでした。

(当時お迎えの意思はなく、雑談程度に伺ったので、実際の内容と違っている部分があるかもしれません)

確か当時はペアで1.3諭吉さんぐらいだったかな…1羽あたり考えたら妥当かあるいはお買い得なのかな?とは思ったものの、別のペアの子を取る予定もあったし(そもそもふぶきは5世代目のパートナーになってもらうつもりだった)この時はお迎えのことは全く頭にありませんでした。

 

それからもちょいちょいそのお店には通っているのですが、このペア、まるで売れる気配がない。

どころか、お店側が文鳥の扱いをよくわかってないのか、まだ若いはずなのにはばきが出ていたりして、ちょっと心配してました。
とはいえ我が家は新たな繁殖予定のペアをお迎えする余地はありません。
体調を心配しつつも、良いおうち見つかるといいねーと声をかける程度。

 

そうこうしているうちに第2次ギャング団となる2組同時繁殖が始まります。

お店はホームセンターの中のテナントです。
このホームセンターにはキャッシュコーナーもあり、我が家は何かにつけよく利用しているので、「ついで」と称して何の用もなくても小動物コーナーを覗きに行ってしまうのです。(そして急ぎでもないものを買って売り上げに貢献してしまうのですが)

気が付けば件のペア、女の子が餌箱に篭るためらしく、羽毛がぼっさぼさになっていました。
男の子のほうは愛想よくて、チチチチと話しかけると大きな声で歌ってくれるんですが、この子も毛艶がイマイチ…だんだんと状態が良くなくなっているのが見て取れました。
よく見ると爪も伸びています。

 

多分もう、この頃にはこのペアに愛着が湧いてきていたのだと思います。

 

前後して夫の体調の比較的良かった日に、用事があってホームセンターに寄ったので、夫にもこの桜ペアを見せてみることにしました。
夫は文鳥女子になぜかモテるのですが、この時も夫が声を掛けたらちょっと嬉しそうにしつつも、なぜか慌ててパートナーの男の子に寄っていって足を繋いでました。
まるで「ごめんなさい!わたしこの人がいるの!!」とでも言っているかのように…

夫はこれで陥落でした(笑)ちょろい…

 

この時期には桜ペアも産卵していたのですが、なぜかお店の人は食器のお皿を床置きして、ウッドチップを敷いた中に卵を置いていたので、まあ無理だろうなと思ったらやっぱり無理だったみたいですね…孵す気あったのかどうかもよくわからないんですが。

 

確かにこのお店にはツボ巣も箱巣も置いてなかったので、細かいことは言いませんが、まあ、そういうことなのかな、と。

 

このあともう1度産卵~抱卵~(孵化せず)放棄まであったそうですが、その期間はギャング団の挿し餌祭りと里親探しと、合間に諸々の福祉関係の案件やら息子の学校行事やらで、しばらくお店に足を運ばない日が続きました。

 

とはいっても、このペアのことを忘れたわけではありません。
コーポ文鳥の間取り変更というか、繁殖用の35手乗り2本(ラック1段)を残して全部21手乗りとハートフルハウスM(のちに撤去)に入れ替えて、ギャング団の進路が決まった後、まだお店にいたらお迎えしよう、と夫と話し合っておりました。

 

そして。

 

………

 

「今日は桜のご夫婦お迎えに来ました!」

「?!」

 

 

 

「この子達ですよね?」

「はい」

「…いいんですか?」

「前に主人と一緒に見に来たじゃないですか?あの時からお迎えしたいねって話しててまして、やっと準備が出来たんですよ。」

 

………

f:id:tomoi_bird:20190912151723j:plain
f:id:tomoi_bird:20190912151719j:plain
f:id:tomoi_bird:20190912151651j:plain


そんなこんなで、在店半年ぐらい?(もうちょっといたかもしれない)と
長くお待たせしちゃったけど、会いに行くたびに素敵な歌を聴かせてくれた男の子から音楽系のお名前を考えて、男の子がカノン、女の子はアリアの名前で、我が家のメンバーに加わってもらうことが出来ました。

おそらく今回のお店に来るまでは、ヒナで入荷して挿し餌貰って(でもこの種の業態のお店だと挿し餌回数少なくて栄養不良になる子多いのよね…)育ってきてるはずなので、全く人間がダメではないのかもしれないけど、ずっと放鳥されたことがないはずの荒鳥という触れ込みです。

なので、しばらくは放鳥せずに様子を見ていましたが、健康診断の結果も日常生活に支障のあるような病気はないとのことで、2羽だけの放鳥から始めて、現在はコーポ文鳥に入居してもらっての、2部放鳥の第1部で楽しんでくれています。

 

といっても全く問題がないわけでもなくて、実はアリアの足は少し開き気味で、軽度のペローシスの疑いがあります。
それでも生活には支障ない程度にはなっていますし、2回産卵~抱卵まではこなしているので(環境要因で変則的ではあったものの…)本鳥達と飼い主がその気なら繁殖も出来ないことはないのかなと思います。

 

が、我が家に来てすぐにもっさり換羽したばっかりですし、特にカノンの栄養状態がいまいちだったので(たぶんお店時代はアリアが餌箱を占拠してて、十分にごはんを食べられなかったんじゃないかと…)当分は養生してほしいところではあります。

 

最近の様子はこんな感じで…

照明の位置関係で被った感じになってしまってますが、奥にいる黒いの2羽がカノン・アリアペア。
箱に入っているのが白ミルヒ黒チャイ、手前側止まり木の白藤子(命名者の夫曰くこの字だそう)シルバーアリィ、黒くろば となっています。
ちなみにアリィと藤子もペアになっていて、くろばが言い寄ってアリィにガードされているところですね。

この後3ペアで箱の領有権を争って、全箱の権利を主張していたミルヒがチャイのいる隣に退避し、一箱空けて反対の端の箱はカノン・アリアが奪取していました。

 

実は我が家で今一番強い文鳥がミルヒなんですが…文鳥同士のコミュは初めてでも、他の鳥が常に周囲にいる環境で長くいたせいか、特に物怖じはしていないようです。
というか、むしろ強い。

繁殖せずとも、こんな感じで楽しく暮らしていってくれたらいいなと思います。