ポッポチーヨ!

文鳥を飼っているのか、文鳥に飼われているのか。文鳥についての備忘録替わりの日記です。不定期更新。

ハナ逝去

昨日は所用で丸一日留守にしていて、帰宅したらハナが亡くなっていた。

 

夫は在宅していて、私の不在中に一度「ご優待」して、そこそこ時間が経ったのでお腹が空いているだろうと帰したのがお昼過ぎぐらいで、その後は見ていなかった模様。

私が帰宅してキャリーを覗いたら姿が見えず、混乱しつつよく見たら、底上げ(バリアフリー仕様)していた新聞紙の端のほうに半分潜り込んで、首と足を伸ばした姿勢でこと切れていた。

 

夫いわく「ご優待」から帰す折に、普段はそんなことしないのに何度も帰宅拒否して飛びついてきたんだから、その時に気づいてあげればよかった、ごめんね、と何度も詫びていた。

 

 

病気で自分の生活もままならない夫に多くを求めるつもりはなかったし、抑々文鳥と接している時間が私とは違い過ぎるのだから、そこで気づかなかったことは仕方がないとは思うが、ただ、その後私が帰宅するまでの数時間全く様子を見ていなかったのはどうなんだ、とは思う。

まあ、容態を把握していながら昨日の予定をキャンセルできなかった私が言えた義理ではないので何も言わないが。

 

ハナが首を伸ばして見ていた方角には、スミと一緒に暮らしたケージがあった。
私が帰宅して、発見して、お通夜状態に至るまでの間、他の子達が賑やかな中スミの歌が聞こえなかったのが気になって、スミを握ってハナの亡骸を見せたら、握られたまま私の手をちみちみと噛んだ。

 

せめてスミが看取ってくれたのなら、ハナも少しは安心して往けたのかなと思う。

不本意だったろうし、不安だっただろうけど、バレンタインデーに夫(人間)への愛を全身で表して、夫(文鳥)のスミに看取られて往くとは、なんというか、ハナらしい。
享年5歳10ヶ月。安らかに。