ポッポチーヨ!

文鳥を飼っているのか、文鳥に飼われているのか。文鳥についての備忘録替わりの日記です。不定期更新。

5代目誕生、夭逝

パール・よつばペアの子が生まれた。
待望の5代目だ。

白っぽい子が生まれ、後から黒っぽい子も孵化した。

よつば・くろばきょうだいの時と同じ組み合わせかなと、当時を思い返して微笑ましく思っていた。

 

 

 

しかし2羽目が孵った翌日、先に生まれていた白っぽい子が亡くなっていた。

細い首が360度回って捻じれていたが、死後になったものかもしれないので死因はわからない。

そのうに餌が全く入っていなかったので、そちらの要因の可能性もある。

残った黒っぽい子のほうもそのうに餌が見当たらない。

その晩は1回だけパウダーフードを飲ませて返したが、両親とも餌を与えないので翌日引き取ることに。

 

 

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生後4日目、まるはだかのヒナは1.89g。大きさは小指の先ほど。
ここまで小さいヒナを育てた経験はないので検索してみたところ、挿し餌は1時間に1回、夜だけ5時間ぐらいは空けて大丈夫とのことだった。

1時間に1回はまあ、人間の生活をかなりはしょれば可能だが、最後の挿し餌から翌日第1回の挿し餌までが5時間と考えると、実質睡眠は3~4時間か。そもそもこま切れ睡眠なのでなんとかならなくはないが、これは大変だ。

保温は35℃とのことだったので、当座手持ちのサーモを繋いでいたが最高設定温が32℃だったので慌ててホームセンターに走った。


1諭吉で足りなかった…うひょー

 

 

タイトルからもう結果は見えているだろうが、力不足だった。

直前までは元気だと思っていたのに、最後の挿し餌が終わって体重を計ろうとしたら吐き戻し、そのまま息を引き取った。

 

 

至らなかった点も沢山思い当たるが、どれかを原因として確定するには弱い。
当たり前といえば当たり前だが、色々な要因が積み重なった結果ということだろう。

 

 

翌日、雪のなくなったベランダに出て、先に亡くなった白っぽい子のそばに黒っぽい子も埋葬した。
プランター墓苑の土はまだ凍っていて、表土しか掘れなかったので、少し培養土を乗せておいた。
もう少し暖かくなれば、こぼれ種から草花が芽吹くだろうが、今はまだ寒々しい。

 

 

ハナに続いて、待望の玄孫2羽を立て続けに亡くし、悲しみも当然あるのだが、どこか安堵する気持ちもある。
そんな自分にモヤモヤするが、今は出来ることをやっていこうと思う。

引っ越し

以前男の子カップルで暮らしていたロッソ(シナモン♂)と大福(シルバー♂)が不仲になり、2羽で住んでいたケージにはロッソが残っていた。

 

そして先日ハナが亡くなり、残されたスミは我が家で一番大きいサイズのHOEI35に一人暮らし。
ハナがいないことは理解しているようだけど、まだ時々探してるように見えるスミ。
とはいえ居ない者にそこまで拘っているでもなく、他の女の子に声をかけてみたりはしているが、残念なことに我が家の女の子たちは全員既婚者。現在総勢22羽のうちペアが8組、あぶれているのは6羽で、全員男の子。見事に偏ってしまった。

 

前には女の子が多すぎた時期もあったんだけどなあ…うまくいかないものだ。

 

 

ハナを亡くして、それじゃーすぐにって気にはなれなかったので少しだけ時間を空けたが、気弱だったハナのための、一番隅っこの上の段で、元荒鳥を一人暮らしさせるのは私が心配だったので、ちょっと早いかとは思いつつも席替えというか引っ越しというか、ケージの位置はそのままで文鳥だけを入れ替えることにした。


2羽で暮らすには割と狭めの(暮らせないことはなかったが)GB101に2羽で暮らしていたペア2組を広いロッソ・スミの使っていたケージに移し、グミを産みすぎな吉乃・テリペアも下段から上段に移動してもらい、特に問題はないけど巻き添えでポロ・杏仁ペアもお隣に移動した。
空いたGB101にはそれぞれスミとロッソが入った。
ロッソは人間(特に夫)が大好きで、放鳥前に「ご優待」されるので場所異動についてはあまり心配していなかったが、とにかくスミが心配だったので、居間の私の席に一番近い場所に来てもらった。

独身男子寮の4羽と、野分・グレ、えび・らく、マメ・雪乃、そして抱卵中のパール・よつばペアは異動なしとした。
えび・らく、マメ・雪乃は別に動かしても良かったんだけど、まあ別にいいか、と。

 

 

 

 

 

文鳥のほうはともかく、人間のほうが、どうも引っ越しをしないといけない感じになってきている。
火急の案件ではないものの、引っ越しをすること自体は確定で、たぶん年内のどこかで都合がつき次第、みたいな感じかなと。
夫の病気で異動をなくしてもらえてるが、本来は転勤族ではあるので、引っ越し自体には特別抵抗はない。
むしろよく一か所にこんな長いこと住んでたな、とさえ思う。

ただ、夫は全く動けないしこれまでの引っ越し経験も社宅から社宅へのものばかりで、物件探しということをしてこなかったので、何をどうしていいのかさっぱりわからないらしい。
まあ、わかったところで実働は私一人にならざるを得ないし、夫がすることは決裁ぐらいだろうけど。
(一応、名義は使いますのでね)

 

自力で歩き回れない病人と、22羽+αを連れての引っ越し…さて、どうなりますやら。

文鳥のお弔いのこと

ハナの亡骸は二晩夫と過ごした後、ベランダのプランター墓苑に弔った。

 

 

墓苑だなんて御大層な呼び方をしてはいるが、単にプランターを1つ文鳥の埋葬用にしているというだけのことである。
文鳥を飼い始めてから、まだたったの6年だが、結構な数の文鳥がここに眠っている、ことになっている。
一昨年などは、あまりにお弔いが続いたものだから、前に弔った子の亡骸をうっかり暴いてしまうことさえあった。

 

実際のところ骨は、ことに頭がい骨は割とそのままの形で残っているもので、穴を掘っていて丸いものがコロンと出てくると、とても申し訳ない気持ちになる。
まあ、こんなところに彼らの魂はもういないのだろうし、かつて鳥だった頃より自由に羽ばたいているのだろう、などと勝手な妄想を巡らせつつ、埋め戻してしまうのだが。

 

ハナが一番好きだった夫に意向を聞いたところ、ポーのように火葬も考えたが、先に往った兄や子供たちもいるプランター墓苑のほうがハナが寂しくないだろうとのことだった。

 

寒冷地ゆえ、今時期はプランターの土が凍っていて、半日ほど室内に置いた程度では半分も溶けなくて、どうにか穴を掘れたのはプランターの隅のほう。
それでも、その場所はなんだか、気弱でいつも遠慮していたハナらしい気がした。

 

ポーを亡くした時は、私がどうしても手離し難くて、そばにいてもらうために火葬にしてもらった。
なので、ポーは今も私の部屋にいる。
プランター墓苑だって、壁一つ隔てただけですぐそこにあるのだけれど。

 

 

最初にうちの子になったピコはまだ健在だけれど、その数か月後に迎えた兄妹が、これで2羽とも往ってしまったので、ピコは名実ともに最長老ということになる。
行動だけ見てると全くそんな気はしないが、活発に跳ね回る孫や曾孫達の中にあれば、まあそれなりに煤けた感じも醸していなくもないかな、といったところ。

 

考えたくはないとはいえ、目下一番その日が近い はずのピコ。
その時になったら、私はどう感じるのだろう?

こればっかりは、その場になってみないとわからない。
せめてその日まで文鳥達が少しでも幸せに暮らせるように心がけたい。

 

 

同一製品ではないと思うが似た感じのキーホルダータイプのカプセルを、ポーを荼毘にふした折にペット霊園で購入した。
個人的には分骨の時点で抵抗があるため、骨ではなく羽根を入れて持ち歩いている。


本来は火葬後、分骨した一部の骨を入れるものみたいなんだけど、文鳥の骨なら全部入りそう。
というか、分量的には(砕いていいなら)確実に入る。
遺骨は骨壺に入れてもらったが、生きてる間でも入っちゃうんじゃないかっていうぐらいに大きいモノしかなくて、どうせなら小動物用のもっと小さい骨壺もあればいいのになって、ちょっと思った。

 

(あった…これいいなあ)

ハナ逝去

昨日は所用で丸一日留守にしていて、帰宅したらハナが亡くなっていた。

 

夫は在宅していて、私の不在中に一度「ご優待」して、そこそこ時間が経ったのでお腹が空いているだろうと帰したのがお昼過ぎぐらいで、その後は見ていなかった模様。

私が帰宅してキャリーを覗いたら姿が見えず、混乱しつつよく見たら、底上げ(バリアフリー仕様)していた新聞紙の端のほうに半分潜り込んで、首と足を伸ばした姿勢でこと切れていた。

 

夫いわく「ご優待」から帰す折に、普段はそんなことしないのに何度も帰宅拒否して飛びついてきたんだから、その時に気づいてあげればよかった、ごめんね、と何度も詫びていた。

 

 

病気で自分の生活もままならない夫に多くを求めるつもりはなかったし、抑々文鳥と接している時間が私とは違い過ぎるのだから、そこで気づかなかったことは仕方がないとは思うが、ただ、その後私が帰宅するまでの数時間全く様子を見ていなかったのはどうなんだ、とは思う。

まあ、容態を把握していながら昨日の予定をキャンセルできなかった私が言えた義理ではないので何も言わないが。

 

ハナが首を伸ばして見ていた方角には、スミと一緒に暮らしたケージがあった。
私が帰宅して、発見して、お通夜状態に至るまでの間、他の子達が賑やかな中スミの歌が聞こえなかったのが気になって、スミを握ってハナの亡骸を見せたら、握られたまま私の手をちみちみと噛んだ。

 

せめてスミが看取ってくれたのなら、ハナも少しは安心して往けたのかなと思う。

不本意だったろうし、不安だっただろうけど、バレンタインデーに夫(人間)への愛を全身で表して、夫(文鳥)のスミに看取られて往くとは、なんというか、ハナらしい。
享年5歳10ヶ月。安らかに。

ハナコロン|5代目きたる?

忙しかったと言い訳できなくもない気はするが、ゲームする時間はあったので、やはりただのさぼり癖だろう。

一度さぼり始めると戻るきっかけがわからなくなったりもして(これも言い訳っぽい)、まあ、ともかく。

 

 

人間のほうは相変わらず…というか、夫の容態は順調に悪化しており、復職できそうにないことを漸く本人が認めるに至り、今後の身の振り方を模索している今日この頃。

私自身も芳しくはないが、大人しく療養に徹することも出来ないのではどうしようもない。

 

 

せめて文鳥達は健やかに…と思いきや、昨年から引き続きでハナの容態が宜しくない。
通院間隔は一旦狭めてみたが、このところ戸外の冷え込みが激しく、積雪のため路面状態も酷く、通院そのものが負担になりそうなので、どうせ水抜き処置だけだろうし自宅でやってしまうことにした。
といっても注射器の用意はないので(シリンジはあるが針がない)縫い針で刺して出てくる汁をティッシュで吸い取る方式をとっている。
最初の数回は全く無抵抗だったが、毎日やってると逃れようと抵抗するようになった。
余裕が出てきたのか、不快なのかはわからないが、液体を抜いた後は楽そうにしているので、間違ってはいないんじゃないかな…たぶん。

 

そんな状況が1週間ほど続いた中、昨日は夫が「ご優待」で握っていて、そろそろおしまい~と手を開いたら、手の中でコロンと転がった。らしい。
もう一度握り直して、また手を開いて、また、コロン
身じろぎひとつもしなかったそうで、「あーハナちゃん死んじゃったぁー」と情けない声を出したら、おもむろに立ち上がってスサーを披露してくれたそうだ。

 

 

人騒がせな。

 

 

とはいえ、その後私の手の中で痙攣していたりもして、実際容体はかなり危ない。
もしかしたらコロンとした時は本当に逝きかけてて、夫の声聞いて戻ってきたんじゃないかとも思う。

 

そういえばハナは前にも生死の境を彷徨ったことがあり、看取るつもりの夫の部屋に看護仕様のキャリーを置いたら、それまでろくに餌を食べられなかったのに急にモリモリ食べ始めて復活した、などということもあった。
今回もまた復活してくれることを祈るが、正直なところ厳しそうだなとも思う。

今日はあまり餌を食べていないようだったので、強制給餌を1回入れて、キャリーの設定温度を上げたところ、少しはましなようだ。

 

一応、覚悟だけはしているが、こんな覚悟は何度でも無駄になって欲しい。

 

 

こんな状況ではあるが、我が家の4代目よつばが産卵している。
随分早いなとは思ったが、生後8か月なので、人間の16歳ぐらいらしい。
まあ、早いのは早いが、思ったほどではなかった。
(参考:文鳥団地の生活:文鳥の飼い方育て方:成鳥編・文鳥の寿命
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/bun2/siikuhou/shiiku-se.htm#%E6%96%87%E9%B3%A5%E3%81%AE%E5%AF%BF%E5%91%BD
パールと一緒に巣に籠っているので、そろそろかなぁとは思ったが、あっさり産んでしまったか。
人間の都合(主に夫の体調と仕事の都合)で転居も考えているので、どうしたものか少し悩むが、まあ2ヶ月あれば飛び回るようになるので大丈夫だろう。
問題は何羽孵るか・何羽孵すか。
今でも十分多すぎるので産んだだけ全部孵していたら破綻しそうでこわい。
それでもこのペアの子はピコ・ポー、スミ・ハナの2組から数えて5世代目にあたるので、源流のシルバー系を含めて残したいところ。
現時点で3個の卵を確認しているが、ライトシルバーとクリームイノの両親となれば、一体何が出るやら。
パールの血筋は不明だが、よつばは両親がクリームとシルバーなので、それこそ弥富系の白文鳥以外なら何でも出るんじゃなかろうか。実に楽しみだ。

 

 

 

文鳥の本

文鳥の本

 

 如何せん内容が古いのであまりお勧めは出来ないがお気に入りの文鳥本。

 

 

文鳥の救急箱100問100答

文鳥の救急箱100問100答

 

 若干首肯しかねる内容も入ってはいるが、全体的に無難。
これから飼う人、とりあえず1冊常備しておきたい向きにはこちらを。

一つの手段に頼り過ぎないように

我が家の文鳥達の餌は、ペレットとシードを併用している。
併用というと難しく聞こえるが、要するに混ぜている。

 

以前は完全にペレットのみにしていた時期もあったのだが、現在はシードがメインで、ペレット「も」食べてくれたらいいなー、程度の扱いになっている。

 

一昨年あたりの出来事だが、気が付いたら何羽か餌を食べなくなっていて、どんどん痩せていったことがあった。
動物病院を受診するも、原因はわからず、ひたすら対症療法的に保温と強制給餌を繰り返した。
発症した子のうち、持ち直した子8割、亡くなった子2割ぐらいだっただろうか。

 

本当に原因がわからない。
心当たりもない。
未だに何だかわからない。

 

ただ、当時は食餌のほぼ100%近くペレットを与えていた。
100%に満たない部分は、青菜や「おやつ」として与えていたシード類。

現在別途療養中のハナもこの時の食べられない勢の中に入っていて、一時はもう駄目なんじゃないかと思ったぐらいに痩せ細ってしまい、止まり木にも止まれないのでキャリーに隔離した際、せめてもと夫の部屋に置いたところ奇跡の回復を見せてくれた。

 

でも同じように私が大好きだった子で、私の部屋に隔離して、助からなかった子もいる。
分水嶺がどこにあったのかもわからない。

 

この時思ったのが、「一つの手段に頼り切るのは良くないかもしれない」ということ。

 

 

話は変わるが、私は国内のとある災害で被災した経験がある。
自宅は全壊し、避難所で少しだけ生活したが、ライフラインのうち電気・水道は比較的早くに復旧したが、ガスはなかなか回復しなかった。

この災害の後、オール電化住宅が持て囃されるようになったが、東日本大震災のあとは計画停電なんてこともあって、オール電化のお宅は大変だったのではないかと思う。

最近ではオールガスなんてのもあるそうだが…ガスが止まったらどうするんだろう?

 

そんな経験もあり「一つの手段に頼り切る」のはやめておこうと思うようになった。

一昨年の出来事もそういう事例だったのかもしれない。
なので、必ず別の手段を残しておこうと思うのだ。

 

 

そんなわけで、現在はシードをメインにしているが、シード以外与えないのではなく
出来ればいろいろなものを食べられるようにしておきたいなと考えている。

最近はシッタカスカタロニアのペレット(といってもほぼ粉に近いタイプ)をシードに混ぜて与えている。
フルーティかつスパイシー?な、独特の香りがする。
好んで食べているわけではなさそうだが、断固拒否されることもないので、当分これで行くつもり。

ハリソン・アダルトライフタイムとの比較では、蛋白質・脂肪が多め、繊維が少なめ。
ハイポテンシーと比較すると蛋白質・脂肪・繊維とも低値。
…ハイポテンシーがハイポテンシーすぎるだけか。

 

まあ、若干の違いはあるものの、気にするほどの差はないのではなかろうか。

10日では長過ぎるのか

ハナの通院日。

 

腫瘤が大きくなったら受診して溜まった水分を抜いてもらうのだが、今回はまた一段と大きくなっていた。
前回、前々回と10日間隔で大丈夫だったのでそのつもりでいたが、長すぎたようだ。
たんこぶ状だった膨らみが、首のほうに広がっていた。

 

で、今回も抜いてもらっただけですぐ終わったのだが、その日帰宅して夜の放鳥タイムにはもう膨らみ始めていた。
どうしたもんかな、これは。

 

本人(鳥)は至って元気なのだけれど。

 

ところで、最近ハナがおとうさん派やめそうだと言っていたが、あれは嘘だ。
いや、別に嘘ではないが、見込み違いだった。

 

どうやら無精髭ぼうぼうで頬ずりされるのがお気に召さなかったようで、髭を剃った直後のご優待で、いきなりべた甘に戻っていた。
頭髪・髭ともに多毛の剛毛なので、羽毛を介しても刺さるのだろうか…

 振られたわけではなかったことがわかって、夫は上機嫌だった。
といってもそれで毎日髭を剃るかといえば、そんなことはないらしい。
謎だ。